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2000年7月15日土曜日、念願の「人狼」を観にいきました。
観たくはあったけどなかなか腰の重かった映画で、人に後押しされて腰をあげたという状況だったのです。
が、もっと早くにいってりゃヨカッタよ・・・・好きな映画だったのです。
私にとって「観終わったあといつまでも余韻が残り、世界に浸っていたい」と思わせる映画はお気に入り
の映画になるのです。そしてこの人狼にはそれがありました。
帰りの電車の中本も読まずに登場人物の心理や行動を考えてしまいましたよ。
あらぬ方向を見つめ続けている人間は、周りの乗客にとって気持ちの悪いものだったでしょう(笑)
考え事するとこうなるよね?
映画なのですが、ストーリーはわかりやすいです。ただ娯楽よりもドラマ性を重視しているらしく、
ひたすら地味なのです。アクションシーンはもちろんありますが、そこに焦点はないかと。登場人物も
オヤジばかりで、作中女含有率はたったの2名。
伏と圭、騙しだまされでしたね。伏は人狼だったわけで、最初から圭に騙されていることは承知で
つき合っていたとゆー教官のセリフがありますが、これって圭に出会ったときからのことを言っているのかな?
私は伏が圭と辺見の密会写真を受け取ったところからだと思ったのだけど。
一度観ただけなので、そこまで追えなかったのですが・・・・どうなのかな。
圭の方はもうすべてをあきらめていて、公安の言われるがままに行動していたと言っています。
しかし何もかもいやになっている圭はこの状況からも抜け出したかったんですよね。
だから伏に「どこか遠くへ行ってしまおうか」と言ったんだと。これには「死ぬこと」も含まれているように思えました。
最初このセリフは、伏にたいして好意をよせている演技をしていたはずなのに、いつのまにか気持ちは
本気になってきたからなのかと思ったんです。
でも一晩考えてみると、べつに伏じゃなくてもよかったんだろうなぁと思い始めました。
たまたまその時自分の前にいる男が伏だったというだけ。
ただもう一度、ラスト人狼となった伏(伏はあのパワーギアを身につける事によって人から狼へ変わるのだと思う)
に対して叫んだ言葉がなにものであったのか、聞きたいと思いました。
どんなことを言っていたのかあまり記憶にないなり。戻ってこれない人だったからしょうがなかったとか
言ってましたっけか?
伏の方も騙されていることをわかっていて、なおかつその圭を駆け引きの駒に使ったわけなんだけど・・・・
なんだけども!
逃亡中デパート屋上でのラブシーンはとてもやわらかくて私には本物にみえたのです。
演技なのかもしれないなりゆきなのかもしれない。しかしそこに温度を感じてしまったですよあたくし。
こりゃあ私のケツが青いからなのか?!(笑)
ラスト伏は圭を殺さなければいけないことに気づきます。このことに気がつかない伏ではないはずなのだけど?
そして圭に赤ずきんの童話をつぶやかれることで改めて自分は狼であり、圭は狼に食べられる赤ずきんで
あることを認識し動揺します。
これは群から離れて生きていけない自分と、圭を殺したくはないという感情のせめぎ合いだったのでしょうか。
あとこの映画どーもエロくさい。直接な描写なんぞないのだけども。
私は圭の脚をとらえているショットが気になったです。これは伏の視線ともリンクしているのかなー、
とも思っているのですが・・・・
なによりも狼に食べられてしまう圭と、雨宿りのシーンが!!
雨宿りのシーンのあの画面は犯罪じゃよ?。あのエロはなんじゃい!!
なんでもない画面で動揺してしまいました。
なんつーか1回観ただけでは足りぬ!!といったところで、はやくもリピーターになる気配をみせて
おります人狼。
1回観ただけだとダーっとストーリーを追うことしかできないものだから、内容も噛みしめたいって思うと
どうしても何度か足を運ぶことになります。
またもののけの時みたいに5回も観ることになったらどうしよう(笑)
影をなるべくつけない色の塗り方をしているので、ごまかしてないです。絵の直球勝負を挑んでます。
この映画は脚本は押井守さんなのですが、監督は沖浦さんです。
どの程度押井さんが首をつっこんだのかはわかりませんが、初監督作品でこんな映画を作ってしまう
沖浦さんは、とんでもねー人ですな。どちらの色が濃い作品なんでしょうかね。
はっきりいってすでにソフトを欲しくなっています。
劇場で観ている間、音楽はあまり頭に残らなかったのですが、サントラ(買っちゃってるよオイ)聞いたら
シーンがフラッシュバックしてきちゃいました。音楽もいいです。
とか言ってたら其の2が。
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