今月のあんだろ

 ◆「軍靴のバルツァー」単行本に特装版の予定があるという情報は出ていましたが、
どうやら決定したようですよ。

 



 なんでも歴史ミリタリ好きにもキャラファンにも楽しんでもらえそうなもののようで、
これぞ軍バルってかんじのおまけじゃーないですか! 楽しみすぎる!!!
 読者層の男女比は6:4なんだそうですが、ネットだと女の声って大きいんだなぁと
苦笑してしまうデータ。


 

今月のあんだろ

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 直筆なんで抽選1名のみなんですがこれはほしいな!

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 今月はカラー扉絵とカラーコラムつき。
 コラムにはフィオナが描いてありびっくりしました。何年ぶりですか君は!
 連載10年だそうですが、コラム同様5周年くらいだと思ってました。10年も経ってる
んですね。10周年おめでとうございます!
 レイチェルとフィオナのツーショットなんですが、レイチェルがフィオナの先生だったら
いい関係を築けたのかもなぁと想像してしまいました。
 ifを見てみたくなるふたりです。

 引き続き過去編。
 前回はアーサーの種ではないアンナの懐妊というどえらい引きで終わっておりまして、
今月はその続き。かぶりついて読まずにはいられない場面です。

 お互い大人なので人前では騒がないふたりではあるものの、アーサーの取り繕いっぷり
にアンナは怖さとか嫌悪感を抱いたのかなーと思わせる描写。
 ただ一人きりになるとさすがのポジティブアーサーもノックダウンのようで、自分は
いったいなんなんだろうと、裏切られた虚しさで無表情ですよ。
 それでも周りの親戚や家族、使用人を含む他人は喜んでくれているわけで、
人前で喜び以外の感情を見せられない。
 間男された旦那で激高しないタイプはこんな状態になりそうだなーと思わされて
しまう描写です。納得できてしまった。

 さすがにこれはスルーできないとふたりで話し合いの場をもぎとったアーサーでしたが、
アンナとの会話はかみ合っていないというか、おまえ娼婦を旦那にあてがって
二度と子供産むのも夫婦生活もつのもごめんってブチぎれしておいて(過去編では
描かれていませんが、ウィリアム出産後にあったよな?)、子供産まないと
私の立場がないとかなに言ってんの? てな感じなんですが。

 いいかげんアーサーもアンナに見切りをつけろよという気になってきているので、
自分がアンナ見捨てたら彼女は可哀想だという感覚には同意できなかったなぁ。
 ただ離婚しない理由のひとつにアーサーの人として暗いところが出てきてドキっと
してしまった。可哀想だというよりこっちが本命なのかなと。
 アンナより相手の男に矛先が向けられるのはよくわからん。相手の男よりアンナが
だめだろ……アーサーの性格がそうだからなのか当時の男性の感覚がそうなんだろうか。
 読者視点ではアンナが他の男に喜んで抱かれたとは想像がつかないので、
なにか事情がありそうだなーとは思うのだけれども。
 この事情が先に述べた「私の立場が」だったらずっこけコントしてしまうがなw

 これだけ「この女はだめだ」と思うアンナなのに、冬の物語ではそれなりにまともな
奥さまに見えるんだからあんだろはすごいよな……と、過去編に入ってからは
つくづく思います。世界とは視点によってかようにも景色を変えるのだと。
 
 来月予告にUnder the Roseの名前がないのでお休みでしょうか。
 お休みならば残念ですが全サ小冊子製作も進んでいるようなので、そちらも楽しみです。

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