咎狗の血プレイレポ8

 昨日の日記で書いたところから直後、

 ケイスケ、お前アキラが何も言わないからって調子に乗んなよ?

 と思ってしまったよ。お前ら後先考えて行為に及べ(笑)

 ケイスケルートをクリアしました。以下ネタバレ雑感にてリンクで隠します。

 ケイスケルートはえちーまでがキモなんだなぁ。
 シキ・源泉ルートでケイスケとアキラの身に何が行われていたのかという、ストーリー
の謎はすでに語られてしまっているため、ラストといっても盛り上がり度は低めでした。
他ルートとほとんど展開が一緒なんですよね。

 ラインの禁断症状に苦しむケイスケとそれを見守るアキラというシーンは、緊張感が
あってとてもはらはらしました。
 友人が目の前で苦しんでいて、そしてその苦しみがいつまで続くのかわからない
という、アキラにとっては過去最大級の恐怖と不安だったんじゃないかと思ったのです。
 黒ケイスケとの対峙は不安と恐怖というのとはちょっと違う。受け入れられるられない
はあるものの、会話はできるし、最悪力で押さえ込める。
 けれども禁断症状状態のケイスケには、手出しのしようがないじゃないですか。
しかも助かるかもしれないという、かすかな希望がちらつくからなおしんどい。
焦燥感があるのかなぁ。
 禁断症状まわりはとても好きなシーンです。個人的にはアキラ側の描写がもちっと
あったらよかった。

 その後のケイスケの告白は、鈍いアキラも緊張しまくりのケイスケもとてもかわいい。
夫婦みたいだと思って→お前だいじょうぶか? のやりとりが一番好きです。
面白くてなおかつ微笑ましくて。
 そのままなだれこみに対しては冒頭に述べた感想なわけですが、イベントCGの
ケイスケがマジ泣きしており、絵が表示されたときは驚きました。
 どうしたんだこいつ? と思ったものの、ケイスケにとっては複雑な心境なのかも
しれませんな。強姦されたことがフラッシュバックしてしまうアキラというシーンが
ありますが、たぶんケイスケにも同じことが起きているかと。
 大好きでしかたがないのに痛めつけてしまった自分がいて、そんな嫌な自分と同じ
行為を望み、止められず、そしてそんな行為が嬉しくて幸せで仕方がないわけです。
 幸せだけどそれ故に辛いんじゃないのかなーと、そう思ったわけなのでした。

 EDも幸せそうでよかったですね。
 後日談なのでトシマの空気はなくて当然ではあるものの、咎狗世界の雰囲気からは
かなり浮いているのは気になった。
 リンや源泉のエピローグにはそう感じなかったんだけどなー。夢にうなされるケイスケ
といった、トシマでの出来事は死ぬまで残るという「棘」は描かれているものの、幸せ
オーラが強すぎて、傷口を塗りつぶしているように見えるからなのか? うーん。

 私はこのエピローグはなくともよかったんじゃないかと思ったのですが、ないなら
ないで「見たかった」という意見が出たんじゃないかな。

 リンルート感想でケイスケとのバトルに関してちょろっと書いたのですが、
今はまた違った意見だ。
 咎狗の世界ってドライなんですよね。想いの丈を伝えるにしても、暑苦しくなって
はいけないんだ。アキラは口べたなキャラだし、あれでよかったんだと思う今日この頃。

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