Bullet Butlers小説版2巻

 ・野尻抱介の「太陽の簒奪者」ってラジオドラマになっていたのか。
 これも読んでみようリストに入っている話なんでちょっと気になるな。

 

Bullet Butlers小説版2巻感想

 

4094510508 Bullet Butlers 〜黒騎士は弾丸のごとく駆け抜ける〜2 (ガガガ文庫 (ガひ2-1))
中央東口
小学館 2008-01-19

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 ※強いネタバレ部分は文字を反転して隠してありますが、基本的に
ネタバレしている感想文なので未読の方はご注意ください。

 2巻は初っぱなからクライマックスだぜ! というぐあいに飛ばしていた。
1巻がいいところで終わっているのでその続きというせいもあるかな。
 少女がいることによって起こるちょっとしたほんわか感は挟むものの、
バトルにつぐバトルと「何者であるのか」という疑問に回答が出されます。
 ギリィと対面するジニーのシーンで「もしかして?」とは思ったんだけど、
ほんと人間みたいだなぁ。エメストラブラム個々としては邪悪としての本能
より理性のほうが
強いんだろうか。力を持っていることは変わりないの
だけども。もちろん倫理観は大きくことなっているので、そのへんに邪悪と
いう名を付けられるの
かも。
 最後のさいごはしんみりしてしまったよ。

 作中で「おとらさん」という単語が出てくるんですが、これ見たときは
負けたと思いました……おとらさんですよおとらさん!
字面と響きでアーネストのほんわか方面の全てが表せてしまっていると思った。
 いやいや、おとらさん状態のアーネストは強いしかっこいいんだけどもさ。
なんかこう、強いインパクトのある一言でした。
 このへんは上手いなーと思うんだけど、なんかちょっと読みにくいのは
なんでだろう。読み手である私がゲームのテンポで読んでしまうからか?
文章としては特別へんなところはないと思うんだけどな。
 個人的にはもうちょっと状況を脳裏に描ける文があるといいのかもしれない。

 ガーゴイルなるスーツアーマーをどう転がすのかと思ったら、アーネストが
着てもた……おまえ虎のまま戦うんじゃなかったのかよ!?(笑)
 鎧の中のは虎体形なんだけど、虎状態での活躍がもっとあるのかと
思っていた。まぁガーゴイルはかっこいいからいいんだけどな!
 あとがきで著者が言っていたように、ガーゴイルはかっこいい。
1巻でこいつのバトルシーンを見たいと思ったけれど、それがしっかり楽しめた
のはよかったな。見開きの挿絵もかっこよかった。
 中央東口さんはクリーチャー絵だとモノクロでもかっこいいな。キャラ絵は
カラーのが自分ヒット率が高いです。

 アーネストの出身にまつわる秘密はぼかされたまま終わるのかと思った
けれど、こちらにも回答がされており、これがまた続きを知りたくなる設定
なんだな。
 これはあれか。いつ利用されるかわからないアーネストがカレンの前
から消えて(家出)、カレンがバカぶっこいてんじゃねーわよ! って
アーネストを追いかけるとかいうフラグかなにかですか?
 いやまぁこれは冗談だとしても、アーネストは何食わぬ顔をしてカレンの
側にはいられないんじゃないかと思うたー。直前にカレンと手を繋いでの
かわゆいシーンがあるだけにつらい。
 アーネストとカレンという新しいお嬢様と執事は、まぎれもなくバレバトの
お嬢と執事でありニヤニヤものでした。いいなーこっちもいいなー。
 カレンの「私はそういう魅力に欠けてるから」っつーところをつつきたくて
しゃーない。もうちょっとつっこんだところまで見たくなっちゃったもんな。
いい主従でした。

 他にも魅力的なキャラは出てきたけれど、とにかく言えるのはリザード種族
キャラは脳内ボイスが松涛エルザになってしまい、他にも私のエルフトラウマ
に訴えかけるキャラ配置が展開されていたってことだ(笑)

 

ゴールデンロア

 せがれが無事引退いたしました。

 

ゴールデンロア

 燃え尽きるロウソクは最後の一瞬、炎が大きくなるものだけど、それと同様
一瞬情熱が回復してその後沈んだ。
 ちゃんと生きて帰ってきてよかったが、もうちょっと冒険を楽しんで
いたかったなぁ。緊張感過剰は難しい。

 続いて次男が出撃。 

 

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