ティアーズ・トゥ・ティアラ16話感想

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ティアーズ・トゥ・ティアラ16話感想

 相変わらず音楽よわよわですぅなアニメなんですが、先週よりは盛り上がり
どころがはっきりしていてわかりやすかったです。

 ガイウスのアヴァロン城攻略戦が本格化。傷ついたアロウンを抱え先に
入城していたリアンノンと妖精組は、籠城戦を余儀なくされる。
 混乱のまま出奔し、あてもなくふらつくアルサルの前に現れたオガムは、
今何が必要で何をなすべきなのか、誓約による思考停止をするのではなく
「考えろ」と、ひとつの昔話を語って聞かせるのであった。

 という、アルサル成長痛ど真ん中の回。
 最初に描いたとおり音楽でぐぐっと盛り上がることができない、しないアニメ版
ですが、それでもアルサルがアロウンを「友」と認識するところが一番の
盛り上がりで、すっと心に入ってくるわかりやすさでした。
 隣にいるのがあたりまえで、馬鹿だアホだと罵りあいながらも肩を並べ
背を預け、命を賭け共に戦った友人なのだと。アルサルは誓約に囚われる
ことなく、ただ友であることと、その友人を信じることができた。
 こうやって気づくところはベタですよ。なんですけど、ここを陳腐と思わせない
力が原作にはあった。アニメもあった。よし(笑)

 オクタヴィア、モルガン組はアヴァロン城の外で兵も動かすことができず、
いてもたってもいられないイライラがピークに。
 その気持ちを素直に表現してしまうモルガンと、表には出ないオクタは
一見すると馬が合わなさそうに思える。だけど「兵を動かせないのならうちら
2人だけで入城しちゃえばいいんじゃね?」という、一休さんのとんちかお前ら的
発想において合致してしまうあたり、凸凹コンビだよなぁ。
 アニメはこのあたりがよく見えていい。ほんといい。
 敵陣をつっきっての無理矢理入城にさいし、城壁からそれを見たスィールに
よるラスティミサイル発射に吹いたw ラスティのきょとんとした表情がとても
かわいかったし、スィールのとっさの判断はそれなのかよと。
 無事城へ戻ったラスティの「スィールひどいとのじたばたっぷり」がまた
かわゆくて、妖精組の仲の良さも見えていいですね。このへん好きだなー。
 ラスティミサイルでのオクタ援護から入城までの流れに、あれこれと
(ネタとして以外に)物理的なことをつっこんでしまうのは野暮というものだ(笑)
 こういう「細かいことはいいから」と言ってしまえる勢いは大切だ。

 来週はどこまでやるのか、予告からは判別できませんでした。
 物語冒頭で村を燃やすタイミングが伏線として活きてくるところなんだけど、
原作とはタイミングが違うので、その違いがどう描かれるのか不安ではある。

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