ティアーズ・トゥ・ティアラ20話感想

 ◆お盆の身内行事と夏コミで消費した体力が戻らないせつがです。
こんばんは。
 夏コミはいつものように紫翠風楼さんのところでお手伝いしていて、
懐かしい面々に会えたりと楽しかったです。
 2日目の西ホールは「ここに住んでもいい」と思えるくらい快適でした。
自宅より涼しかったもんなぁ(笑)
 東方とヘタリアとボカロが同じホールで、まさに「地獄の釜」のように
なっていた東123ホールの話しを聞くにつけ、食べ物以外の居住環境だけは
西は最高だなと思うのであった。ここ数年ずっと西ホール配置なのですが
快適です。
 ただ今年は西から東へ行くのにも時間がかかったようですね。
私は話しを聞いて14時すぎに東に向かったので、午前中の様子は伝聞
ですが、西ホールの出口をくぐるのに1時間かかったとか。
毎回混雑するところだけど、この時間はないな(笑) 

 午後をすぎると順調に流れる列になっており、どこかで足が止まることも
スピードダウンすることもありませんでした。
 目的の物はおおむね買えた。一番の目的は風色サーフ本だったので、
そこは会場30分で飛んで行きました(笑)

 ◆「男子高校生の日常」は高確率でホモ本がでる予感。
つうかもうあんだろこれ……

 男子高校生の日常 – 漫画 – ガンガンONLINE -SQUARE ENIX-

 これはあれです。よつばとのとーちゃんまわりの男衆と同じ匂いがします!

 

ティアーズ・トゥ・ティアラ20話

 (精神が)幼少のみぎりのアロウンをお届けされました。

 アロウンがアルサルたちと行動を共にするまでに、いったい何があったのか
という過去話1本目に突入ですよ。
 スタッフブログでもふれられていましたが、今回はアロウンとミルディン、
オガムと12精霊(=白の精霊)のみなさんがメインキャスト。うーうー唸る
後藤邑子さんが唯一の女子キャストです(笑)
 基本は「天上の方々」の仕事、住居が描かれるので、動きのあるアニメはなく
静かで清浄なる世界が描写されています。どこもかしこも白基調なものだから
まぶしい画面。
 アロウンは13番目の”白の精霊”として生まれ落ちたものの、精霊は”12人で
完全体”という他の精霊たちからは忌み子として扱われる。
 「完全で清浄で光のみがあふれる完璧な世界」を作ることが神より与えられた
役割と信じる12精霊の中にも、ちょっと変わった多角的な視野を持っている
精霊がミルディンだったんだよね。で、そのミルディンにアロウン教育係が
割り振られると。

 そのころの12精霊は地上に人間を作ったものの、「こいつら弱っちくて猥雑で
全然完璧な生物じゃないから全滅させとくか」と、殲滅作戦「氷を抱いて
凍死しろ」を絶賛実行中。
 適当に遊んでから殺しとくかということで、収容施設としてアヴァロンなどの
数々の建築物を建てているわけです。その建築指揮を執っているのが
ミルディンなんだけど、このおっさん、他の精霊には「収容施設ですが何か?」
と欺きながら、違う目的をもってアヴァロンなどを建ててんですよ。
 
 アロウンがというよりも、ミルディンが12精霊の中では変異体なんだよなー。
 完璧でゆらぎのない世界など作れっこない。むしろそのゆらぎこそが重要だと。
いたずらに命を弄ぶ権利など我々精霊にはないのだ、というのがミルディンの
考えなんだよね。
 アロウンと「父と息子」という関係を築いたものの、親子だからこそアロウンは
ミルディンの考えが理解できなくなった。ちょっと皮肉だな。

 20話はミルディンが人に火を与え、春を教えるところまでが内容。
 4話崖っぷち石碑前でのリアンノンとアロウンの会話を思い出すと大吉。

 原作過去編は始終盛り上がりっぱなしで、ティアーズ・トゥ・ティアラのキモは
過去とそれに続くものにあると思うのですが、アニメは盛り上がりのキモを
ことごとく外してきています。
 原作をそのままトレースするのではなく、変更や新たな要素をいれてアニメ
独自の面白さをお届けしてやんぜ! っていうのは歓迎なんだけど……
 
 アニメならではの芝居とセリフで、キャラが何を考え何をなしたのか原作より
わかりやすくて好印象。そのへんよかったんだけど、音楽が
 音楽ひとつひとつはかっこよかったりとナイスなんですが、ただ鳴ってる
だけで世界構成にろくすっぽ貢献してないな。
 アニメ版の初源の歌シーンを「あ、そうですか」と淡々と見送ってもうた。
 気持ちが高ぶるような盛り上がりを描くのではなく、静々と厳かなイメージで
春を教えるシーンを描くってのなら、ちゃんとそれがわかるように描いてくれよ。
 ミルディンが命をとして人に春を教えるシーンを、なんの印象もなく淡々と
見送っていいの? それがスタッフの狙いなら上手くいってるけれども。
 
 音楽にかぎらず原作変更上等だけど、原作の熱量を知っている視聴者……
というか私は

 変更するなら原作を越えてくれ

 と思ってしまう。越えずとも「これもありだな」と思いたいんだよ。
 それができないから原作変更に文句がでる。原作そのままやってくれよと
思ってしまう。だって変更されて魅力ダウンじゃ、ファンとしては哀しいから。
 変更したって面白いと、力ずくでねじ伏せるパワーがアニメにないんもだんなぁ。
 
 原作を知っていて思い入れがあるのがいかんのか? 知らない視聴者が
面白く見ていて、ティアーズ・トゥ・ティアラを好きになってくれるのならいいなぁ。

 次回はタリエシン回。
 こいつの色んなリミッターがはち切れるエピソードが来るんだろうが、
予告の握手時点ですでに不安が(笑)

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