軍靴のバルツァー11話感想

 依靠翻譯網頁。
 把海穆的事稱為著「花木蘭騎士」?


 ◆1月号読み切りの九井諒子さんは上手いな。40ページでがっちり
世界に引きずりこまれてしまった。
 短編集が出ているようなので買います。

 

4781605451 竜の学校は山の上 九井諒子作品集
九井 諒子
イースト・プレス 2011-03-30

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 Fellows! とかに載っていそうな漫画なんだけど@バンチに載っちゃう。
 @バンチのごった煮感はほんとハンパない。



 

軍靴のバルツァー11話感想

 コミックス2巻は12月9日発売なのは告知されていましたが、@バンチ
1月号には2巻のモノクロ表紙絵広告が掲載されています。
 2巻の表紙絵はどんなのになるのかと思ったらヘルムートでした。
 なるほどなぁ、2巻でメインはってるのはヘルムートだもんな色んな意味で
だが! 表紙がもー素晴らしき戦乙女っぷりで、単行本派の方に軽くジャブ
放ってるな(笑)


 

@バンチ「軍靴のバルツァー」

 今月の軍バルは冒頭鎮圧の結末まで描かれています。
 10話で騎兵隊が暴徒に突入しその後どうなったのかというと、意外にも
騎兵の圧倒的な攻撃力と機動力、威圧感のまえにあっさり鎮圧完了。
 馬上からサーベルを突きつけられた状態ではライフルの引き金を引くことも
ままならんと、そういうことでもあるのかな。

 今回はこの決着そのものよりも、決着がついたことにより動く力関係が面白い。
 10話の感想で

 

この作戦がうまくいけば第二王子の鼻を明かす……では
なく恩を売って使える人間だと思わせることができるあたりも、
バルツァーの射程距離に入っていそうだな



 とか

 

「もしかして:新聞記事になる」で、あるか?
 ええー?! 市民暴動に士官学校生徒が介入して派遣軍事顧問も
参加したことを、煽り立て記事にしてバラまくってところまで
織り込み済みの計画なのか



 と書いたのですがその通りの流れに。
 
 暴徒のうしろにはガチにリープクネヒトがおり、第一王子にまで
「バルツァーっちゅう軍国将校に二王子はすっかり懐柔されてんですよ」的な
ことを吹き込む&工作員が撮ったバルツァー写真にご満悦でめっちゃ
楽しそう
ww もうこのシーンは楽しそうとしかいいようがない。
 バルツァーで遊ぶのが楽しくてしょうがないんじゃないのこの人は。
 第一王子に恭しく傅いていますが、忠誠を誓っているとは思えないよなぁ。
 実際そこのところはどうなんだろう。なにがどうなって隣国の政治犯が
宮廷楽師なんぞになった。

 ところで先生! リープクネヒトの髪型がビミョーに変わっています!
前髪のワカメ度UP。
 この漫画はこう、細かいところがちょくちょく変わるよな……

 リープはせっせと根回しに勤しんでいるわけだがそこは同期の桜。
バルツァーも負けずにしたたかでなぁ。
 げんなり顔しまくってますが基本エリート将校なんで、こっちも第二王子に
ここぞとばかりに取り入って任務遂行陣地固めです。
 リープが世論を使って煽り立てるのならこっちもやっちゃうもんねーと、
暴徒鎮圧で犠牲になった生徒の葬儀を使って世論操作ですよ。
 いやーここのバルツァーはクソっぷりが炸裂してますわ。最高だ。
 「それはそれ、これはこれ」というか「心に棚を作れ」というか。

 第一王子はリープ信頼しきっているような印象ですが、第二王子と
バルツァーは駆け引きの真っ最中ですね。第二王子は己もバルツァーの仕事に
おける材料でしかないと気づいてる。
 それでもバルツァーの能力は必要だとわかってしまったし、そこにつけこんで
仕事をこなそうとしてくるバルツァーにぐぬぬ顔ですよ。

 とうとう殿下のぐぬぬ顔が!!(笑)

 第二王子とバルツァーのやりとりが面白い。偏った内容の新聞記事を
見て「悪人面」ってw 第二王子も本人前にして言うこというなぁ。

 そんなやりとりの最中に件のリープクネヒト自らが使者となり、暴動鎮圧に
褒美を取らせるから宮廷へ参れとの第一王子の言付けを持ってきた。
 褒美とらせるなんてどう見ても建前なんですが、これを出されちゃったら
出廷しないわけにはいかないだろう。
 次回からは腹の探り合い&駆け引き展開くるのかな?

 今回の「暮らしのワンポイント」はなんとバルツァー初期設定という、
連載前にキャラクタをこねくり回していたときのラフが掲載。
 最初は生徒が主人公だったとかで、子供のころのバルツァーといって
いい絵でした。
 この絵に対するバルツァー本人のつっこみはずるいだろw

 

B0062O0MIS 月刊 コミック@バンチ 2012年 01月号 [雑誌]
新潮社 2011-11-21

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 砲兵科のディータと歩兵科マルセルが名前呼びしていて新鮮でした。
 バルツァーを通じて顔見知りではあるものの、お互い顔を見て会話している
という印象が弱かったんですよ。
 そんなだったので名前を呼んで個体認識しているとはっきりわかる
シーンはいいなぁと。



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