軍靴のバルツァー12話感想

 ◆@バンチを買いに行って軍バル読んで他の漫画読んで感想書いて、そのあいま
あいまに教えていただいたステキページ見て回って検索してたら1日が終わっていた。
 おかしい、本屋には午前中早いうちに飛び込んだんだが……



 

軍靴のバルツァー13話感想

 今月はしっかり本編の続きですよ。
 「暴動鎮圧したから勲章やるわ城に来い」ということになり、第2王子と一緒に
眼鏡上司と登城することになったのが前回。
 城には偉い人がいっぱいなわけで、陰謀術中政治力のターンです。
 今までは生徒が出てきたり現場のシーンが多かったので、ガラっと雰囲気が変わり
ましたね。

@バンチ「軍靴のバルツァー」

 登城にあたり第1王子側も第2王子バルツァー側も、それぞれが「この場で打てる手」を
狙っているわけで。
 最初はバルツァー側が先手を打ち流れを引き寄せたかのように見えたのですが、
そうは問屋が卸さない! とばかりにリープクネヒトが登場です。
 ここでリープクネヒトのバックボーンが明かされるのですが、こいつが”そうきたか!”
という展開で実に面白かった。
 ヴァイセンから亡命した政治犯だとばかり思っていたわけですけど、こいつがまぁ
別国に移籍した陸軍軍人となってて、そこからバーゼルラントに派遣されてきましたー
という、バルツァーと同じ派遣公務員であることが判明するのですよ!
 もう情報多くてページをめくるたびに”なんだってー!”と言いっぱなしでした。

 今まではヴァイセンとバーゼルラント2国間話しで、その他の国というのは
出てこなかった。
 けれどもここにきて南の第3国がバーゼルラント同盟併合合戦に華麗にエントリー。

 ただヴァイセンよりはちょいと有利な立場なのかなぁと。
 今回登場のエルツライヒ帝国女帝は第一王子の大叔母にあたるそうで、その個人的な
繋がりからリープクネヒトが「友人」として派遣されてきた「お客さん」となっています。
 でもってエルツライヒも”教練から軍需品に至るまで協力するよ! ヴァイセンと
違ってあんま権利よこせって言わないよ!”という餌をちらつかせている。
 女帝が弱っている甥っ子(第1王子)に手を差し伸べた的シーンも挿入されているし、
兄殿下としては親戚の援助だからヴァイセンよりも信頼おけるという感じなんだろうか。

 と、いうような怒濤の展開。がっつり物語が進みました。
 バーゼルラントはエルツライヒとヴァイセンどちらと手を組むのか。各国代表が
バルツァーとリープクネヒトという印象です。
 そんなこともあり読み終わってみれば、バルツァーvsリープクネヒト直接対決
第1ラウンドでありました。お互い政治力でのジャブ放ちまくりだろう。
 ちょいと押され気味のバルツァーさん陣営でしたが、最後に切ったシュトルンツ鉄鋼の
カードをどう使うのか気になりますな。
 (ここでバルツァーは暴動の引き金は買収の拙速さが原因と語っているのだけど、
これ遠回しに第2王子が下手打ったと言っているようなもんだよなぁ。笑った)

 今月の変顔ハイライトは第1王子を見たときのバルツァーの反応かと。
めっちゃ引いてる(笑) 背後にはバルキリーちゃんズまで連れてきてるしなぁ。
第1王子を初めて見たときの読者とシンクロ率400%w
 いっぽう家族の変わった趣味を他人に見られて第2王子は恥ずかしそうだ(笑)

 シンクロ率といえばリープクネヒトの背後を探れなかったヴァイセン諜報部何やってんの!
という感想が眼鏡上司と一緒すぎた。
 情報を掴んでなかったことがどれだけマイナスだったのか、舌打ちどころではすまない
という気になるよなぁ。この情報持っていたら別のアプローチを考えるだろうよ。

 話は変わって創刊1周年記念ヒロイングラビアコンテストいう、各作品のヒロイン
カラーイラスト掲載企画があったわけですが、ちゃんとヘルムートがいましたよ!
 グラビアちゅうこってヒロインたちの艶姿を拝めるわけですが、ヘルムーは下着姿です。
 ヘルムーは凛々しいお嬢さんで作中当時の女らしさからは遠いキャラなんですが、
この半脱ぎ状態にはグッジョブ! としか言いようがない!
 男の制服の下からレース縁取りコルセットにスケスケキャミソールが出てきたら、
なにそのギャップってところですよ!
 ヘルムートが履いてるおぱんつにあたる下履きはどうなってんだ? 前をボタンで
止めていて股上がえっらい浅い。作中当時のローレグおぱんつと解釈したくなるな(笑)
 男性用の下着を改造したものなのかなーという気がしていますが、さて。
 グラビアでは3サイズに趣味年齢までもが公開。こんなデータまで出てくるとは
思わなんだw
(と、思ったけれどよく考えてみれば野郎どもは特典ペーパーで公開済みなのであった)
 Twitterではこのサイズの体型はどんなものなのかと画像が上がっておりまして、
どうもスレンダーと言われるほっそり体型のようです。
 趣味のひとつは乗馬。1巻特典ペーパーでも馬かわいいって言ってたし、どんだけ
馬が好きなの君は。
 騎兵士官候補生のうえ趣味まで乗馬ときたら、スレンダー体型でなくとも締まった
体型になっちゃうよなぁ。他の漫画では乗馬女子の腹は田の字に割れてました(笑)
 
 この企画はコンテストと銘打ってあるだけあって、人気投票を行い1位のキャラは
表紙を飾れるそうで。
 もちろんヘルムーに投票しますが、万が一表紙になったとしても本編では彼女
どこいった状態なんだよなぁ。
 時期がきたら出てくるんだろうけれど、2巻の女バレからこっちフェードアウトしています。

 今回の「暮らしのワンポイント」は勲章。
 今回はバルツァーが勲章をつけて登城&ゲットしたのでそれについて。
 ヴァイセンはでお金がなくて複製をそうそう作れなかった若手将校さんが多いとあり、
理由は平民からも将校を出してるからなのかなーと思った。
 
 王子ふたりがしているネックレスも勲章だったとは。アクセサリーのつもりで
描いてた!(笑)
 娼館話のワンポイントについては是非とも見たかったと血涙。絶対面白いだろそれ!



 

B006P1ACEC 月刊 コミック@バンチ 2012年 03月号 [雑誌]
新潮社 2012-01-21

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 連載作家お気に入りグッズをプレゼント企画で、中島さんはドイツ軍放出品を
出していて笑った。さすがだな、歪みない。

 バーゼルラント宮中での偉い人の服装は昔の貴族の格好みたいなんだけど、
バーゼルラントではこれがデフォルトなのか? ヴァイセン議会では現代のに近い
スーツを着ていたけれど……
 大臣の肩書きを持っている貴族(たぶん)が式典に出るってなると、ああいった
古風な格好になるのかな。それとも兄殿下の趣味のせいなのか?

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