アーカイブ ‘ 2007年 12月

コミケ感想&ご挨拶

 ・回を追うごとに企業ブースってひどい混雑になってないか? と思う
せつがです、こんばんは。

 今回はバスの始発だと間に合わない待ち合わせ時間でした&コミケ後
打ち上げありでしたのでタクシーで駅まで出てみました。予約してなー。
 いつもはビッグサイトでもそもそと夕食をとっていたのですが、今回は
外で食事ですよ。安居酒屋でも充分ってもんです。一仕事あとの食事と
アルコールと風呂ほど解放されるものもはない。

 コミケはスペースが入り口前配置で久しぶりに入場進行を見ました。

 20071229.jpg

今はスタッフが先導していて走らせないようにしてるんですね。

 友人のスペースで手伝っていたのですが、ありがたいことに本もきちんと
売れて欲しかった本も買えてよろしいコミケでした。企業ブースでRitaさんの
CDを買えなかったのが唯一の心残りか。
 3日目はBullet Butlers本とライアー関係を回りたかったんだけど、
お目当てのバレバト本が落ちたのと家のことをやらないといけなかったので
お休みにしました。

 と、いうわけでちょっと余裕ができたので1年を振り返ってみたよ&
コメント返し。

 今年1年アニメは何観てたかなーと07年放送一覧表をながめてみたけど、
見続けたアニメはどれも面白かったなと。
 電脳コイルは飛び抜けてデキがよかった。アクションシーンの脳汁放出度
(興奮度合い)は精霊の守り人がダントツ。スカルマンのラストは衝撃だったし、
元ネタを知っているゆえのニヤニヤができたのは大江戸ロケットでした。
 そんな中キャラクターに強烈な愛着を覚えてしまったのは黒の契約者だなぁ。
こいつらとお別れ(放送終了)してしまうのが寂しいと思ったもんよ。
かわいい女の子とか二枚目兄さんキャラとか関係なく全員が好きになってました。
きよぴーナイスだよきよぴー。猫に激ラブですよ。
 どれも素敵な番組だったな。

 エロゲはちっとも遊んでおらず、きちんと崩したのはBullet Butlersと
赫炎のインガノックのみというていたらく。ロンドリーフレットは途中で止まって
います。積みゲーは蠅声の王・長靴をはいたデコ・マギアミスティカ。
ディエス・イレも絶賛積みゲー中。
 バレバトとガノックはスマッシュヒットでありました。
 バレットバトラーズに至ってはアホ漫画まで描いてもた。
未だにアンインストールできません。思い出したようにラブっちいセルマと
リックを眺めておりますよ。好きだ。
 インガノックは余韻をひきずり考察もできる成人向けゲーム。エロゲー
ではない。キャラにカメラが寄っていないのは珍しい。せつなくも美しい
おとぎ話でした。

 ボブゲは2本崩し。おいおい、エロゲーと本数が並んじまったんだぜ?(笑)
 どちらもルネッサンス山田をおいかけてやったが、臨海合宿に至っては
思わぬ拾いものをした結果になりました。オールドリバーさんが上記のあれに
出てるとはな。
 鬼畜眼鏡ではおっさん受に開眼。臨海でもおっさんのかわいさを確認。
腐レベルがあがった1年でした(笑)

 一般向けゲームは逆転裁判4とパレドゥレーヌと空の軌跡SC、B級企画と
4本も遊びました。ここ近年まれにみる本数。
 一押しは空の軌跡。FCとSCあわせてひとつの話なので2本遊ぶ必要が
あります。今どき見ないくらいストレートな内容なのですが、それを丁寧に
大切に書いているので王道のたいくつさはない。感想をそろそろまとめたい。

 本はこれまた読んでないんだが、胃が痛くなっちゃうようなマルドゥック・
ヴェロシティ
が強烈だったな。ずいぶんと発売を待たされたが待ったかいの
ある面白さでした。
 ファンの欲目もあるであろうが時砂の王もよかった。インガノックと時砂が
2007年度せつなさ炸裂大賞です。

 漫画は群青学舎がたいへんよかった。

 

群青学舎 二巻 (BEAM COMIX) 群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)
入江 亜季

by G-Tools

 感想を書こうと思って年越しまできてしまいましたが、表紙買いして
大当たりの1冊。これからは入江亜希の漫画はチェックする。
 短編が数本集まったオムニバスなのですが、中でも「ニノンの恋」と
「彼の音楽」が大好き。お勧めったらお勧め!
 ニノンは見習い?魔法使いニノンの初恋にまつわるトラブルを描いたもの
なんだけど、ラストの笑顔がほんとにいい! なんであんな顔を描けるんだろう。
 魔法でかわいくなっている最中の笑顔なんだけど、魔法があるからかわい
かったんじゃないんだよね。あれは心からのほほえみだからのかわいさだ。
女の子の笑顔は魔法だー!
 「彼の音楽」は音楽が好きだって男の子の話。鉛筆描きのアフターこみで
好きだ。どんなにトロくてどんくさくても、ひたむきに好きと思える強さがいいね。
 「アルベルティーナ」の先生はいい眼鏡キャラなんで、そちらも見所です(笑)

 ニノンと音楽は2巻に、アルベルティーナは1巻に収録されています。
 絵柄は皇国を描いた伊藤悠系の、ちょっと昔っぽい絵から線の多い絵まで
こなせるかんじ。線はぐっと柔らかいね。

 いつもと変わらぬおた煩悩にまみれた1年であった。
 きっと来年も煩悩にまみれた1年になるでしょう。いや、そうでありたい。
 毎年同じようなことを書いていますが、今年1年当サイトへお越しいただき
ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

 ……そういや今年はレンタルサーバーが「もう営業止めるんだもんねー」とか
いきなりぬかしやがり、あわててサイト移転というとんでもない目にあったん
だった! 来年はそんなことがありませんように。なむなむ。

 < コメント返し>
 ・返事が遅くなりまして申し訳ありません。ちゃんと読んでいます。
 ディエスのルート追加は未完成のものを買わされたと思うのか、それとも
ルート追加と思えるのかが分かれ目なのかもしれません。
 ディエスは未完成のものを買わされたって気がしていないので、遊べる幅が
増えるのならいいかなと思ってしまうんですが、これはライアーに訓練されすぎ
だからなんですかね(笑)

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倍働け

 ・復活。
 一山越えたが仕事納めまでみっしりなんだぜ?
 まぁどこも同じですよね。正月に休むためにはその倍働かねばならない
というのは。
 なんかもうえっれえ眠いのでこれアップしたら寝ます。もうコミケが終わら
ないと何もできないなー……

 
 ・空の軌跡の感想文はベタ書きは終わっているのですがまとめられずに
います。コメントで待ってますと言ってくれた方に感謝。ちゃんと載せます
のでお待ち下さい。

 ・GWAVEのエロゲ主題歌詰め合わせCDがほしいのだけど、これはコミケ
では売ってないものなんだろうか。売っていてもよさそうなものなんだけどな。
 実際に遊んだタイトルはほぼないというCDなのですが、色々な作品の
主題歌が一気に聴けるというのはいいなーと。そこからゲームに興味が
出ることもあるかもしれん。

 ・lightがDies iraeに対するコメントを発表。こういう対応が出るというのは
珍しい。フルプライスで買った人には追加ルートは無料配布でとも思うが、
あくまでも今出回っているものが製品版だと思っているので、「追加」される
ルートにはお金を払ってもいいかなと。「このキャラのルートはある」と
思いこんで買ったわけではないからなー。 
 いやいや、まだ遊んでいないので「追加」ルートにお金を払うかどうかは
わからないのだけども。

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ままならない

 ・なんかもうえれー忙しく更新もままならなく。わざわざ日記を読みに
来ていただいたのに申し訳ない。
 26日夜までこんなかんじになります。26日を過ぎれば緩和されるはず。

 コミケカタログのチェックもできてねっす。ちょほー。

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今日は2記事あります

 ・グランディア10周年というこでなにかできるかなーと考えたところ、
今から絵とか漫画といっても難しいので昔話をしてみました。
 ちょっと長いんで記事をわけました。こちらへどうぞ。

 ・ハニーローズの配信が始まりました。今月は3話まで。
 これ雑誌の印刷がそのままデータになってる? 掲載された時の
紙の色まで再現して配信されているんですが。話数がわかりやすいように
とわざとやってるのか?

 と、思ったら回答が出た。やっぱりわざとやったそうです。
 一部原稿紛失とか耳にしたことがあったので、「もしや」と思ってしまった。

 ・Dies iraeは発売前に目立っていたキャラのルートがないというので
プチ炎上風味だな。
 ないならないでそういいうものだと思って遊んでしまうので、ダメージは
ないけれども。
 修正パッチが上がっていますので、ゲームを始める前にあててしまい
ましょう。

 ・Bullet Butlersお返しディスクドラマCDを聞き終わる。
 始終「お前かよ?!」とつっこみをいれるはめになるドラマだったなぁ。
レイスのポジションが絶妙すぎる。リアルにいそうな風貌だ。
 いい具合にぶっ壊れている内容で笑いっぱなしでした。
propellerが出してくるドラマCDはどれも笑いのツボに入る。

 ただなんかこー、セルマがかわいそうになってしまい(そこがいいんだが)
聞き終わったあと本編を遊んでしまったわたくしであった。

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グランディア10周年記念

 12/20の日記と出だしが一緒なのですが、こちらはちゃんと続きます。

 ・グランディア10周年!

 じゅ、じゅっしゅうねん……?

 web拍手で教えてもらうまで1997年12月18日が発売日だと気がつき
ませんでした。教えていただけて感謝!
 なんか昔声をかけていただいたサイトさんや同人作家さんがこぞって
グランディア10周年フェスティバルをやっていて、めっちゃ楽しそうなんだ。
いいないいな。早く気がついていれば私もなにかできたかもなーと。
 グランディアwikiとかはカミザレ。のグラシアさんが管理していて裏話も
たくさんあるんだけど、記念ネタのかわりっちゃあなんだが、当時リアル
タイムでバカぶっこいていた私もひとつ昔話でもしてみようかと思う。

 名付けて

 「年くうわけだよ。兄さん姉さん10年です! あのころも私はバカだった」

 企画ー!

 企画名まであるにしてはたいしたことのない、しかもゲーム内容とは関係の
ない話
。10年経ったしそろそろ語ってもよかろ。プチ自慢話に見えたら
申し訳ない。当時あったことをそのまま書いているつもりだが、読みようによっては
どうしても自慢にみえる。まぁ年寄りの昔話だと思って読みねぇ。

 あれだ、グランディア老人会(笑)

 えーとですね、グランディア発売当時は一億総ネットな時代ではなく、
ネットをやっている人のほうが少ないような時代でした。
 2chは当時あったのかできたばかりだったのか……当然mixiなんてものもなく。
当時はセガBBSが頑張っていましたよ。
 まぁそんな中でもぼちぼちやっている人はいたし、グランディアの攻略サイトを
やっている人もいたもんで、自然ファンのたまり場になったんですよ。
 そこでだったかな、ファン同志でオフ会やりまっしょいという流れになりまして、
日時を決めて新宿で決行と相成ったわけだが……

 なんかね、当日ね、スタッフとか参加してんですよ。

 今風にいえば神降臨?
 グランディアは100人を越えるスタッフで作られているのでその全員が
神なわけですが、今では考えられない出来事に盛り上がりました。
なんか色々と聞いたはずなんだが舞い上がっていたからよく覚えてない。
 参加したお二方はひとりは退社され別のところでゲーム製作を(この方は
冊子にコメントが載ってしまうような、グランディアのキモのひとつを設計した方)、
もうひとりはまだゲームーアーツにいらっしゃるのかなぁ。
 グラゼロ開発当初はまだ在籍のようでしたが、あれから数年経っているしで
わからんね。年数が経つにつれ出世なさっていくのがよくわかりました。

 おふたりとも会社にばれたらしくおしかりを受けていたのは覚えている(笑)

 でもこの方たち2回目も来た記憶あり(笑)

 ちょっとした裏話で覚えているのはキャラデザイン担当の草なぎ琢仁さん
のプロのこだわり。
 フィーナの靴かソックスだったかな。ポスターのゲラが刷り上がってきたところ、
「赤が違います。この赤ではありません」というので刷り直しになったらしい。
 いや、ゲラじゃなかったのかなあれは。ゲラなら校正だから刷り直しは
ありなもんだけど、語られたときの口調はそんな印象ではなかったん
だよなー……「全部」とか言っていたような記憶も……だめだ、確かじゃない。

 グランディアは開発期間が長く、やっても終わらない開発が相当辛かった
のだとか。先が見えないのがなにより苦しかったらしい。
 広報担当者は女性ながら仮眠室めぞん泊も辞さない豪の者とか、そういう
話を聞きました。
(GAにはめぞんと呼ばれる仮眠室があったんだとか。厳密にいうとGAそばの
アパート? マンション? うみねこ亭の休日に名前がでています)

 グランディア発売当時にゲームアーツ公式サイトではグランディア百科事典
(エンサイクロペディア)がありました。ファンサービスですよね。
たくさん項目が集まって記事も充実……というわけではなかったものの、
コーナーはあったんだ。
 どういう経緯だったのか覚えていないのだけど、私が出したメールか
なにかに「こういうのどうっすかね?」と書いたら「それ採用」となったのは
覚えている(笑)
 なにぶん若くてアホだったもんで(今でもアホは治らん)、ゲームアーツに
当時出していた同人誌を送りつけたわけですよ。イタタタタですやね。
 会社としては大人の対応で礼状とおまけがきました。送ったものの以外に
スタッフさんがイベント会場でも買っていらしたのを覚えています。
顔はわからなくてもアーツ社員とわかることがあったんですよ。
 このころ丁度ガングリフォンのスコアアタックコンテストがあって、景品が
ガングリブルゾンだったんです。ブルゾンのデザインは公開されている→入賞者に
知り合いがいた→しかしまだ景品は手元に届いていないとのこと→でも目の前の
参加者はガングリブルゾン着てる。

 そらーね、ゲームアーツの関係者でもなきゃブルゾン着てないってもん
ですよ(笑)

 スタッフさんですか? と声をかけたらめっちゃ動揺してました。なんで
わかったのかと思ったんでしょう。
 そんなわけで当時グランディア同人誌を出していた方の本はもれなく
スタッフに回し読みされていたと思います。監督の本谷さんがそう言って
いましたし、シナリオでかかわった月光の重馬さんもESPオンリー
イベントのときにかたっぱしから大人買いしていたので。
事務所に山と積まれた同人誌の光景は今でも忘れられない(笑)

 ちなみにこの入賞者は今では大手フラッシュサイトの管理人(職人)で
商業でもご活躍中。筆名も変えていらっしゃるので私も言われるまで気が
つかなんだ。もうルナとかグランディアの絵は描いてくれないのかなー。

 グランディアは発売当初ボンボンに読み切り漫画が掲載されていて
こんなかんじでした。

 gra1.jpg

 作画はガドガード@いづなよしつねさん。
 情報をもらって買いに走ったのはいいが、作画担当を見てぶっ飛んだ
ですよ。乳を掴まれるフィーナを拝めます(笑)

 
 とまぁこんなかんじで発売当時に経験したことを振り返ってみた。
 ゲーム内容とは関係のない話だと最初にお断りしておいたが、本当に
かすりもしなかったなー。申し訳ない。
 めでたく10周年ということで、当時楽しくグランディアを遊んでいた人も
後から遊んで好きになった人も時間の経過とともに色々と変化なされた
ことでしょう。私もめっきりコンシューマーゲームを遊ばなくなったのだけど、
それでもグランディアとだけはおつき合いを続けています。
 好きになったのは初代無印でナンバリングごとに違う顔を見せるもの
だから、シリーズが好きというわけではない。ないのだけどそれでも
グランディアというタイトルを冠したものに手を出してしまう。
受け継がれるシステムの気持ちよさと、何かを期待してしまうタイトル
なんだよな。
 まぁあれですよ。色々変わった10年だったけどグランディア馬鹿だけは
治らなかった10年だった
。未だに、たぶんこの先もずっとグランディアが
好きなんだろうなと確認できた10周年記念でありました。

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