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SAMURAI7 14暴れる!

 SAMURAI7 第14話「暴れる!」感想。

 今回はキャラが活き活きしてました。どのキャラも持ち味を発揮しており
見せ場があってグー。
 アクションパートが多く、そのせいもあってかあまり綺麗な作画ではなかったの
ですが、面白画像にはなっていません。セーフといったところか。
 あ、でもキララは綺麗に描かれていたし、各キャラ1回ぐらいは綺麗な絵に
なっていました。
 アクションパートなんかは、シチロージ初登場の回ぐらいに動きが気持ちよいと
ベストだったかも。あの回は思い切り作画が崩れてはいたが、動きはよかったので。
 アクションの流れというか、どこでどういう型(ポーズ?)を取るかというのは、
もうちょっと洗練されているといいのかもなぁ。ビバップなんかはとても気持ち
よかったのです。

 ヘイハチとシチロージ、ゴロベエなんかが「ヘイさん」「シチさん」と言い合うのが
いいね! 連帯しているという感じが強いです。
 
 ヘイハチのひょうひょうとしてのんびりしたところがいいな。何事も楽しんで
しまう余裕があるというか。糸目状態のときは平穏なんだけど、瞳が開くと厳しい
顔が出るキャラだ。
 アクションパートではキュウゾウのスピードと二刀流が冴えまくり。二刀流として
だけの見せ場ではなく、その上にスピードが乗っていたのがかっこよさの原因かと。
 シチロージの見せ場は義手の活躍にあって、槍アクションの派手さもあってめっちゃ
かっちょよかったです。
 そしてカンベエを鉄砲からかばう当たりに、死に様を垣間見た(笑)
 ラストのとほほなオチもキャラがわかってよろしい。

 SAMURAI7は原作とは結果を変える(こともある)との話しだが、ゴロベエと
ヘイハチ、シチロージは気に入っていることもあり、生き残ってくれるといいなぁと。

 ……一番死にそうな3人組だとは思ってますよ、ええ(笑)

 今回はキャラの魅力もありアクションもあり話しの先も気になりと、今までの中では
一番面白い回だったかもしれません。

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アニメふたつのスピカ

 プラネテスの後番組としてアニメ版「ふたつのスピカ」が今夜から放送されます。
 当時の感想は以下のとおり。

 

放送1回目から気持ち微妙な絵で、前半は面白くなるのか
半信半疑だったのですけど、締めくくりの盛り上がり具合がとんでも
ねーんですよ!

 泣いたよ。(またか)

 あすみのお母さんを想っての行為でどーんときて、鈴成先生とライオンさん
で沈没。あそこでライオンのかぶり物を脱ぐというのが、鈴成先生に伝えられ
なかった言葉を代弁しているように思えてなぁ。
 ライオンさんがらみでは、宇宙に行きたかったという気持ちにも涙ぐんでしもた。

 最後あすみがライオンさんを呼んでも出てこなかったのは、成仏したからだと
思ったんですけど、次回予告をみたらちゃんといました(笑)

 ふたつのスピカは絵が気になっていた漫画なのですが、買う決心つきました。
エンディングで流れる原作者の絵がすんごい良いのですよ!

 アニメスピカは十二国記の放送がらみで、準備期間がとてもとても短くなった
作品です。ちゃんと準備期間があればよかったんですけどねー。

 プラネテスの本放送時は宇宙物2本立てになっていまして、そして同時に
子安武人さん二本立てでした(笑)
 ユーリとライオンさんという、どちらも宇宙飛行士キャラというかぶりっぷり。

 OP曲を歌うBuzyの「Venus say…」は、「」という曲の歌詞違いです。
OP曲も同じCDに収録されています。
 ちなみに「Venus say…」は、OPで流れる1番までしかありません
 原曲である鯨、この歌詞を聴くとFateの桜を思い出します。ビンゴなんですよ。
 私はどちらも好きで、今でもリピートして聴いてるなぁ。

 そして以下が漫画の感想再掲載。

 

ふたつのスピカの原作漫画を買ってきたんですが、

 1巻につき2回は泣く

 という現象はどういうことなんだ? 1巻1話目から泣いてんですけど私。
3冊読んで「これ以上読んだら(泣いたら)明日がやばい」と思って寝たよ。

 親が子を、子が親を想う心。友達を、人を想う心夢をみる心。
宇宙飛行士になりたいという夢をかなえようとするお話ですが、作品のキモは
そんな心の交流なんだと思います。
 ジェッターズと一緒なんだよなぁ。作中のキャラクタに「がんばれ」って言って
しまうというとこと、自分も元気になれるところとか。

 真面目な意見はこのくらいにして萌え意見をば。
 兄さん姉さん、いい眼鏡っ男がいますぜ。府中野君と佐野先生が
激眼鏡っす!
 府中野君の、アスミへの気持ちのバリケードのはり具合や、素直になれない
屈折っぷりがたまらんのですよ。うへへ。
 きっと想いは届かないで、桐生君にもっていかれちゃうんだろうなぁ。
個人的には応援しております。がんばれふっちー。

 佐野先生は宇宙への気持ちが歪んじゃった大人で、眼鏡ごしの視線が冷たくて
いいんだ。宇宙が大好きなくせにな。
 原作の絵が好きです。上手くはないけど朴訥でいい。
ちゅうか幼児を描かせるととんでもなくかわゆいんですがこの方
ほっぺをつまんだりだっこしてみたくなるんですけど(笑)

 アニメはもう少し原作の絵に似せてキャラデザしてほしかったな。

 あー、佐野先生のあたりはちょっと違うな。宇宙は大好きだけど、まわりのしがらみ
を振り切れなかったキャラ、かな。
 発売日にはダッシュで本屋に行ってしまう唯一の漫画です。
 画面にちょっとした懐かしさと暖かさがあるんですよ。上手い絵ではありませんが、
絵に世界の空気がある。
 単行本にはちょっとした描き下ろし漫画が載っていまして、それがまたいいんだな!
本編よりこっちの方が好きという方もいるくらいです。
 ジャンルとしてはSFではなくてファンタジーですな。話の組み立ては上手くなくて、
かなり行き当たりばったり感が漂う漫画ではある。

ふたつのスピカ 3 (3)
柳沼 行

by G-Tools

 3巻表紙は気に入っているので3巻で紹介。

 アニメは途中から観なくなってしまったけれど、漫画と引き合わせくれたのは
アニメでした。元からの原作ファンは辛い思いをすることもあるアニメ化ですが、
こういった出会いもあるんですよね。
 今回は最後までアニメにおつき合いします。

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プラネテスの海外評価

 いろんな作品、テーマにそったコメントが抜粋されていますが、タイトルイラスト
がタナベ
なのと、当サイトはプラネびいきなのでこのタイトルで。

 プラネって日本企業をベースに引いた会社光景を見せているから、海外では
ピンとくるのかわからなかったけど、前半のタナベがうるさいという意見は
日本と一緒であった(笑)
 いやな、海外のSFスキーには大笑いされたらしいんですよプラネテス。
 大学のSF研でのお披露目で、重度のSFスキーからみればしょーもないところが
あるんだろう。あと日本が宇宙開発を語るとほほさとか。
 こんなエピソードがあるので海外では受けないかと思ってたんですけど、おおむね
好評のようでなにより。

 話しを戻す。
 リンク先のページでも抜粋されていますが、ちょっといいコメントが目にとまる。

 

「愛は全てを救う」と言えるのか? いや、しかしそれでもなお愛することはできる。

 プラネにコメントを寄せている方は24話まで観たっつー方が多いんですが、
25話を観たら不安になる人が出るような気がする(笑)

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サムライチャンプルー19因果応報

 サムライチャンプルー19話「因果応報」感想。

 えーギャグの回だと思っていたんですけどちゃいました。
 ザビエルの孫がインチキ日本語でぶいぶい言わせる話しなんだろうと、
あらすじを読んだときは思ったんですよね。ですが本編は「ひまわりの匂いの
するお侍」と「髑髏の形見」の謎が明かされ、タイトル通りの因果応報なオチで
終わりました。
 あー……期待していた方向が違っていたから、肩すかしくらってもたよ。

 アクションもあることはあるのですが控えめ。この回は謎の解明に焦点が
あるようです。
 「ひまわりの匂いのするお侍」は読みどおりフウの父親。それをムゲンとジンに
告げるフウ。二人は驚いていたけど視聴者はとっくに予想済みだ(笑)
 形見の髑髏は隠れキリシタン用のシンボルのようです。髑髏の目の中をのぞくと
十字架が見えます。
 今までは長崎という漠然とした目的地でしたが、明確ピンポイントな目的地が
できました。次からはそこへ向かうもよう。

 こいつとギャラリーフェイクと続けてみたら、川澄さんが同じ演技をしていて
なんだかなぁ。似たようなキャラだからかもしれないけど、差なさすぎ。

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プラネ26そして巡りあう日々

 プラネテスLastPhase「そして巡りあう日々」感想。
 この回は本放送時の感想が残っていたので、その再掲載から。

 最終回は頭ん中ぱんぱんになってしまっていて、箇条書きのようにしか
書けてません。ちょほー。
 なので後からちょこちょこ直すかも。

 

 プラネテス最終話の前にためていた2話分を消化。

 わ、25話だけ浮いてる。いきなり時間がぽーんと飛んでいて、原作話に
近づけようとしているせいかちくはぐなかんじ。
 どうしたんだ……ラスト2話でこけるのかプラネテス。そんなことが頭を
よぎる最終回。8時に起きてTVの前でスタンバイしてました。

 やべー、泣いてもた(アホ)。
 大きなカタルシスがあるわけではないのですが、とてもきれいにまと
まった最終回でした。
 原作つきアニメをよく観ているわけではないので比較はできませんが、
少なくとも私が観た原作つきアニメの中では、ダントツの出来だと思い
ます。人に自信を持って勧められるアニメです。スタッフの皆様お疲れ
様でした。休みの朝はぐーらた寝とぼけている私が、プラネテスのため
に8時起きする。そのくらい楽しみましたさ!

 キャラ的なことといえば、ハチタナプロボーズはいいね。
原作でもええのーと思ったところだけど、肩肘張って作ってないところ
がいい。1話とリンクしているのがまた憎くてな。
 ハチとタナベの声が本当に優しくて、声優さんビヴァー! と感謝
なのであります。
 そいでもって木星から帰還すると、子供は小学校に上がっており
ますかハチ父ちゃん。あんた、いつの間に子供作った(笑)

 月面に立っているふたりがハキムとノノであろうとは、誰が予想
しえただろうか。予告をみる限りでは、ハチとタナベだと思う作りだった
んですよね。
 国という境界線にこだわってしまうハキムと、月生まれ月育ちである
がゆえ、境界線というこだわりのないルナリアンのノノ。二人の対比を
光りと影の画面構成をもってして語らせているのは上手いです。

 プラネテスは多くのアニメと違って脚本家は一人です。全話同じ人が
書いています。それゆえにできた構成やら伏線もあったのではないで
しょうか。
各話ごとのバラつきってのは、確かに感じないんですよね。

 改めて観てもそう感想は変わらないなぁ。しかし余裕を持って観ているので、
気がついた点がいくつかあります。

 OPは今まであれこれと変わりましたが、最終話でも色々変更点が。
 ブラックハチマキ(ミラーハチ)が消え、はちまきをしめるハチの背景がタナベの
故郷の風車風景になってます。
 そしてなによりも見所なのが課長のヅラの色変化ですかね!
1話からの色変化がアニメーションで見られます。
 なんぞ難しい技術を使ってるらしいんですけど、それで描いているのが
ヅラってあたりがもう(笑)

 タナベがリハビリで使用しているハンドグリップは、OPにも出てきている
ハチが使っていたものです。

 26話はエピローグ的話しで、それぞれの決着とその後が描かれています。
 出世したり正社員になったり、会社を独立したりとか。
 以前ドルフがフィーに対して電話越しで何かの誘いを言いよどんでいたのは、
ガリレオ開発の独立を考えていたから、というのも一因なんじゃないかな。
 同志として同僚として信頼していたのもあるし、女性として意識していた部分も
あったのかもしれません。
 絶対勝ち組はリュシーですやね。ぼんぼんをがっちりGETですよ(笑)

 ハチマキの決着は前回で描かれているのですが、タナベの決着はというと
「愛」という言葉を使わなくなったところかと。
 ハチが “チェンシンを鉄拳制裁しておいた” というシーンがあるのですが、
そこでタナベは「愛には色々あるんです」と言うんですよね。
この一言がタナベの決着なんかなーと思ったですよ。
 愛ですべてが解決できないと知ったけど、愛に絶望してしまったわけではなく
必要だと思ってる。今まで口にした「愛」はどこからみても同じ形で底が浅かった
けれど、深くて「色々あるんだ」と知った……というところなのかなぁ。
てんで見当違いかもしれんが(笑)

 クレアは等身大に戻ったかんじ。「時間なくなっちゃうよ」というしゃべり方を
しているのがやわらかいです。
 今までは前進しようと常に緊張していて強がっていたから、刺々しかったの
だけどそれが取れてる。

 本放送時の感想でも書いていますが、ノノとハキムの明暗の対比が上手い。
 ハキムから「ここからはそんなものは見えない」と、11話のテマラと同じことを呟く
んですよね。似た立ち位置にいるふたりなのに、同じ言葉に含まれたものが違う。
 そして最終話にきてやっと「なぜかバレない月面へのゲート」があるのかわかる(笑)
これってテロリストの息がかかっているからなんじゃなかろうか。

 宇宙にあがれるようになっても足を引きずっているタナベですが、ハチはそれ
をちゃんとかばってるんですよね。べたべたしてないけどちゃんとラブいところ
がよいのですが、今回の最大のキモはしりとりプロポーズでありまして、私はこの
やりとりがめっちゃ好きなのであります。
 上でも書いてますが、声優さんの声がほんっとーに優しくていい!
 そいでもってタナベが見ているハチマキは、1話のシーンと同じなんですよね。
このシチュで結婚申し込まれたらうなずいちゃうだろーよ(笑)

 ここから25話でもかかった「PLANETES」がかかるわけだが、この曲を聴くと
感情高ぶってきて、うっかりすると泣いてしまうんよ、未だに(笑)
 プラネテスを通して観てきた人には、いい曲になるんじゃないでしょうか。
 悪いことは言わん、気になるやつはサントラ買っておけ。(2に入ってます)

プラネテス サントラ(2)
TVサントラ 酒井ミキオ 斉藤典子

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 歌うはHitomiさん。7話の地球外少女でも挿入歌を歌ってまして、そちらは
サントラ1に入っています。
 どちらかは忘れてしまったのですが、監督が無理いって曲を追加注文した
そうです。
 ちなみにJ-POPのhitomiとは別人ですぞ。
 最終回でかかる「PLANETES」は24話でかかった時と印象が違う。
今回のは希望があるんですよね。
 こいつを風呂入りながら聴くと効くんだなぁ!

 最終回には今まで登場した全キャラクターが登場していて、それを探すのも
面白いです。ハチと殴り合いになった社員はサインをねだっているし、原作者の
幸村さんも登場しているとか。
 ハチのいう「愛」とは「人と繋がっていること」なので、こういった全キャラクター
の出演というのはビンゴだったなぁと。
 プラネテスは伏線がはられそれが回収されているし、再登場するキャラもありと、
繋がりを視聴者が実感できる作りになっていて、これがまたハチ思想とリンクできる
んですよね。このあたりも小憎らしい演出です。

 最後は子供を宿したタナベが映るのですけど、ちょっとやりすぎというかんじも
あります。けれどもこれによってハチは絶対にのたれ死にできなくなったわけで、
港という意味でもハチのいう「愛」の意味でも、わかりやすい表現ではある。
 タナベの方も覚悟完了できていて、すっかりハルコさん化してますね。

 色々とつっこみましたけど、一番詳しいのはDVDのオーディオコメンタリーと
コメンタリーボードでしょう。
 スタッフさんによる設定・演出意図がわかります。
 いい特典なんだけど、レンタル用DVDには収録されていないのが難点だ。

 最終回まで観て、もうちょっとデブリ課のやつらとつき合いたくなった方はドラマCD
をどうぞ。
 

プラネテス ドラマCD“sound marks”
ドラマ 田中一成 雪野五月 折笠愛 子安武人 緒方愛香

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 みんな壊れてますが、かーなーり面白いです。全編ギャグ。
 メインの話しは “ラヴィの子供が職場見学に来ることになった。しかしラヴィは子供に
お父さんは有能社員だと嘘をついている。その時半課メンバーは……” というネタ。
 九太郎と幽霊ギガルトの話しとか、デブリ課メンバーのミラーとはどないなものか?
とか。すんごいフランクに話すミラーユーリと、それに冷静につっこむユーリに
腹よじれた(笑)
 
 未だにリピートして聴いています。
 タナハチのラブラブから下ネタまでそろっていてお薦めです。

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