アーカイブ ‘ 2005年 6月

Tears to Tiara総合感想文

 Tears to Tiara感想。

B0007V8HB6 Tears to Tiara 通常版

by G-Tools

 まずは簡単なあらすじから。

 

 『青銅の時代』の終焉から1200年。大陸では新たに勃興した『帝国』
がその勢力を広げ、かつての『古代王国』の領域までをも
浸食しつつあった。
そんな中、ある部族の女の子、“リアンノン”が魔王復活の儀式の為、
帝国司祭によって生贄にされそうになっていた。
儀式は“リアンノン”の兄“アルサル”によって阻まれたのだが、
結局、魔王“アロウン”は復活してしまうことに…。

 終わった終わった。1ヵ月以上遊ばせてもらいましたティアーズトゥティアラ。
話本編は長いというわけではないのですが、装備を調えたり傭兵を鍛えたり
していたら、こんなに時間がかかってしまいましたよ。エロゲープレイ時間最長を
マーク。寄り道しなければさくっと終わるボリュームらしいので、時間がかかった
のはひとえに私のプレイスタイルにあるようです。
 体験版をやってみて、魔王と恐れられているにしては愛嬌のあるアロウンと、
その過去になんぞ色々あったふうな回想に、「燃えの予感」を感じて迷いつつも
購入をしてみたわけで……

 我が選択眼に誤りなし

 でありました。

 あー燃えた燃えた。暗い炎の燃えではなく、まっとうな熱い友情物語が大噴火
ですよ。父から子へ子から父へ、受け継がれる誇りと尊厳、同じ夢を追いかける
友と並んだ姿勢は凛とし、スパーンとテンション急上昇、おんおんと泣いてしまった。
普段はアホなやつらだが、終わった今では最高にかっこいい。

 もちろん残念だったところもあります。そのへんをちょっくら箇条書きにして
みました。順番に意味はありません。

  1・女性キャラが本筋にからんでこないこともあって、エロ要員化。
  2・CGの上手さにばらつきがあり、ものによっては「お前誰だ?」現象発生。
  3・一部音声にもばらつきが。追加収録でもしたのか、それともマイクの差か。
  4・立ち絵表情が乏しい。もう2枚ぐらいバリエーションがあると良い。
  5・半リアルタイムシュミュレーションなので、全キャラをマニュアル受付で操作
    すると鬼のめんどうくささ。オートでやらないかぎりはターン制シュミュの
    ほうがいい。
  6・ストーリーの起伏がちと乱暴。突然パッカーンと盛り上がる。
  7・意外と狭い世界。大陸に侵攻とかない。
  8・”アロウン女独り占め” 状態にちと無理が。
  9・迫力不足の敵。

 良いところ……というか気に入っているところ。

  10・ここぞという場面でいい曲が流れるので、たいへんに盛り上がる。最高。
  11・泣かせ方が悲しい涙ではない。正の燃えゲーム。しゃれにならん熱さ。
  12・戦闘マップミニキャラがどれもかわいい。アニメーションもキャラらしい動き。
  13・頻繁にセーブ画面が出てきて遊びやすい。
  14・キャラに声があっている。みなさん上手くて盛り上げに貢献。
  15・プレイスタイルに合わせて難易度選択が可能。傭兵雇用システムあり。
    フリーマップでレベル上げも可なので安心。
  16・戦闘時Shiftキー押しで早送りになる。

 では1~13について、つっこみたい部分を抜き出してみます。

 <1>
 女性キャラは日常パートでしか活躍がなく、メイン舞台は日常とエロという
残念な状態だ。これが延々と続くので不安にはなるのだが、この日常パートは
私は嫌いじゃない。
 前半から中盤に差し込まれ、このキャラ達はちゃんとお腹も空きますよ、戦争
ばかりやってるんじゃないですよ、かっこいいだけじゃなくとほほもあるよ、と
わかっていい。私はちゃんと笑えたしキャラに愛着も持てました。

 つーかなんだ、そのー、申し訳ないんだが、日常パートもエロも私は

 アロウン様萌え

 視点で楽しんでしまったため、どれもおいしくいただけました。イベント全て
にアロウンがからんでいると言ってよく、そのためイベントいらんだなんて口が
裂けても言えん。イベントは重要なんだ、作品全体から見るとだるいイベント
連発すらも、アロウン萌えにとってはパラダイスなんだよ。

 でもエロゲなので、やっぱり女性キャラの魅力も堪能したいです。
日常パートでいいところもあるけれど、本編で活躍してくれないとどうも印象が
薄い。

 <2>
 絵は原画のレベルアップを痛感できる内容になっとります(笑)
 確かに初期に描かれたであろうものは「いくらなんでも」なヒロイン絵になって
いるのですが、個人的にはこの原画さんの絵は好きだ。
 私は綺麗に整った絵よりも、多少歪みがある(悪い意味でなく)絵のほうが魅力的
に感じるので、他リーフ原画陣より気に入っています。

 <5>
 オートでやっているぶんには問題はない。指示を出したほうがよいキャラ
は決まってくるので、そのキャラのみマニュアルにすればいいので。
オートでプレイできるのは「普通」難易度あたりまでか?

 <6>
 まったり期間とそうでないところが明確にわかれている。徐々に、段階的に
盛り上がってくるわけではないので波が激しい。何かが起こるドキドキ感はない。

 <8>
 これについてはネタバレ欄で。

 <9>
 ガイウスはいいのだけど、それ以外がどうも。

 <10>
 要所要所でかかる音楽によって、えっらいテンション上げられてもた。
音楽の使い方は実に上手い。「最期の誓い」「初源の歌」「凱歌」は流れるだけで
グっとくる。凱歌なんてカタカナ英語ばりばりの、どちらかというとしょぼんな歌
なんですけど、作中内で流れるととても美しい場面になるんだな。
 ほんと、音楽の使い方には満点をあげたい。
 
 <12>
 マップミニキャラがかわいいです。キャラクタのイメージを崩さず、それでいて
きちんとミニキャラ化してあります。ここのかわいさがゲームに興味を持った理由の
ひとつだったり。武器を持つとそれに合わせて絵も変わります。
 魔法を唱えたり技を使ったりするごとにアニメーションするので、それも楽しい。
技は絵のカットインがありボイスが入ります。ボイスは各キャラ何種類がある
みたいですなー。全部拾いたくなる。

 <13>
 セーブはセーブ画面でしか行えないものの、セーブ画面は戦闘in時に必ず、
戦闘終了後にも表示されるので中断が可能。

 <14>
 ボイス万歳。飛ばさずちゃんと聞いていました。男女ともみなさん上手なので
盛り上げに一役買っています。ボイスONOFF選択可能。
 アロウンはえろす所の声と普段が一緒のトーンなので、そこがもったいなくはあるが。
(一部除く)

 <15>
 難易度選択は初っぱなに設定し、最後まで変えられません。超簡単モード
だとフルオートでいける。難易度によっては出にくいレアアイテムもあるので、
シュミュが得意なのかアイテム集めに燃えたいのか、自分と相談して選択すると
よいでしょう。
 
 花冠ほしいなぁ……

 主人公はアルサルに見えますが違います。アルサルは準主人公で、主役は
魔王アロウンです。ストーリーは1本道でキャラ別エンドはありません。
 友情物ですがアルサルとアロウンの友情というよりは、アロウンの過去が熱い
わけですよ。そこは実に残念なところだ。
 クリアするとあちこちに伏線がはってあるのがわかります。OPは全部わかって
から観ると切ない。

 まぁなんだ、一言でTears to Tiaraを言うと、

女はいいから

アロウンに萌えるんだ。

 厳密にいうと男性キャラに燃えるんだ、というところか。悲痛に嗚咽し友情で
結ばれ、肩を並べて同じ希望を見る、そんな野郎キャラが最高に熱いので
ありますよ。
 面白かったし満足しているのだが、不満点も色々出てくるといったところか。
いいシーンは盛り上がるし最高に燃えるんだが、それ以外のところがトホホ。
値段分楽しめるかどうかは良点とトホホ部分を相殺して、どちらがどれだけ残ったか
によると言えよう。それはどんな買い物にも言えることなんですけども。
 私はアロウンを気に入っていたので、多くの方が「いらん・だるい」というとほほ部分
すら美味しくいただけ、なおかつ良点を思いきり堪能できたため、相殺してなおプラスに
なってしまった。つまりアロウン萌えは七難隠す(しょうもねぇ)
 そのためちと偏り気味の感想です。そこをふまえてよろしくしてやってください。

 しかしまぁ、こんなくるくるぱーな感想上げることになろうとは……とほーり!

 以下はネタバレありの感想につき、リンクで隠します。

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ルナとか

 世の中には私と同じ、副会長×眼鏡会計(書記?)を拝みたい人が
いるんだなぁ……

 心の中でこっそり同志と思っておく。

 

小川一水新刊予定

 小川一水さんの新刊鉄道物「疾走!千マイル急行 (上)」は7月下旬に
ソノラマ文庫より発売予定。
 ソノラマってことはライトよりな内容と推測。挿絵に恵まれ面白い本で
ありますように。小川さんがんばって書いてたからなぁ。なむなむ。

 
 

グランディア3

 今週か来週あたりからTVCMが始まるとのこと。
 どんなのが拝めるんでしょうかねー。

 

LUNAR

 ああ、LUNARの新作出るのか。
初代シルバースターの開発者が作ったと書いてあるけど、いったいどこまでの
スタッフを指しているのかわからない。
S先生やその事務所が参加しているのなら買ってもいいけどなー……それ以外は
亜流な印象がぬぐえない。つか、「3」じゃないんだよね。魔法学園的ポジション
なんだろうか。
 カードバトルとかってパラレルトリッパーズ風味。メインキャラ3人の名前が
上がっているけど、Luciaてわざとか?

 ルナは好きなゲームだけあって、どうしても辛口になってしまいます。
どんなものが出てくるのか楽しみではあるんだけど、同時にものすごく不安だ。

 

Tears to Tiara

 クリアしました。
 ただいま感想執筆中です。

 サントラ発売まで待てないんじゃー! だるだるだるだる!

 < コメント返し>
 ・いても立ってもおれずシャウトしてしまいました……お恥ずかしい。
 エロとかちゅーとかやっちゃうと男女のソレと似てしまうのですがそうではなく、
それでいて仲良くて、しっかりと相手を信頼しているあたりがたまらなく萌えでした。
いやーこういう男同士っていいですね。
 それが熱い展開とあわさって流れるものだから、もうなにがなんだか(笑)
 T3は欠点も山盛りなのですが、燃えの最大瞬間風速はただごとではなく、
キャラ萌えも手伝っておいしくいただけました。
 時間と暇とお金に余裕があったら是非プレイしてみてください。

 ・毎夜の雄叫びで洗脳してしまったようです(笑)
上のコメント返しにも書いていますが、欠点といいところ、それと値段が釣り合う
かというと、趣味があるのでどうとも言い難く。
 私はお釣りがきてしまうくらい楽しんでしまいました。楽しんでいただける
ことを祈っております。

 ・私もクリアしました。おーみちさんと同じ時期にクリアしてしまいましたね(笑)
ご推測のように私はうたわれは未プレイなのですが、T3やって遊ぶ決心が
つきましたよ。

 ・おうっ。紅葉屋さんにまでメガラを薦められてしまった。友人からもお薦め
されており、どうしたものかなーと思っているところなのです。
 体験版をやった感じではピンとこなかったんですけど、それでもいけそうな
ものですかね?

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Tears to Tiara11

 私には真性腐の要素はないんじゃないかと思ってきた。
 男同士はラブ的要素よりも、命すらも投げ出すような濃ゆい関係のほうが
何千倍も萌えるのです。そこには萌えだけでなくなぜだか燃えもあって、自分でも
よくわからん感情になる(笑)
 いちゃこくような温い関係じゃ物足りないようです。もちろんそれはそれで萌え
たりするんだけど、雄叫びを上げるところまではなかなか行かないな、と。

 で、この話題がどうT3と繋がるかと申しますと、とんでもないんですよ
アロウンとプィルが。

なんだお前ら! 私を殺す気か?!

 殺す気というか死ぬ。燃えて萌え死ぬ!!!

 たいへん! 助けろ!!

 なんだあのすがりつき! なにあの共に堕天することへの誘い!
この二人の間には、何人たりとも割って入れない。そんな隙間ねぇんじゃよ!!
ライターはこれを素で書いてるのか? 素か、素なのか? だとしたらここにも
天然がいるってことだな。

 あまりにもステキに熱い友情だったのでネタバレ感想。リンクで隠します。

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アニメーター?

 ・グランディア3キャラデザインの吉成曜さんてアニメーターだったのか。
いや今でもアニメーター? 私はヴァルプロの仕事しか意識したことがなかった
ので知りませんでしたよ。

 < コメント返し>
 ・実は最近サイトがあることを知りました。そこで私もデュラララという言葉を
目にしていたので、何か仕事をしているのかとも思ったんですよ。
 そうか、1月ごろの日記にあったんですね。

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飛行機システム

 鞄に猫の足跡がくっきり。

 会社で乗られた。おおおおおお……

 

グランディア3

 新キャラと飛行機システムの紹介があるってんで、ファミ通を買ってきました。

 新キャラはウルとダーナ。
 ウルは獣人の少年で、パワーキャラ担当っぽい。ダーナは色っぽいお姉さん
キャラで魔法系担当かな。

 飛行機で空を飛べるグラ3ですが、天候も変わるようです。
雨の日雪の日雷雨の日、色々ありますね。雷雨の日に飛んでみたいね。
雷がとても綺麗そうだ。
 面白かったのは無線受信システム。電波を受信できるポイントになると、ほかの
飛行機が通信している無線を聞けるんです。
街人のセリフが膨大なグランディアシリーズですが、ここにも会話システムが
導入されているみたいですね。
 無線を受信するだけでなく、ここを使ったストーリー展開もありそうだ。

 

塵骸魔京

 公式サイトギャラリーにパッケ絵が上がっていたのですが、これはギャラリー用に
色味を変えているんだろうか。私は好きな色合いなのですが、落ち着いた色味と
彩度で店頭では目立たなさそうだ。
 ……というか、ピンクピンクぴっかてかてかエロゲパッケージ絵が並ぶなかに、
この絵があったら逆に目立つか?(笑)

 あとしもんマンがいっぱい。(もうそのネタはいいから)

 パッケ絵を見ると神父は敵に回りそうな面構えだな。そしてとうとう実戦投入された
主人公のネコミミ装備(笑)

 ダウンロードコーナーでは劇中曲が追加されていて、私が大注目中の例の曲
でした。やほーい! タイトルは夢幻万華鏡いうようだ。
この曲大好きです。この曲がどう使われてるか知りたくて、塵骸に対して興味が
大きくなったぐらいなので。
 ストーリーコーナーではキャラクタの対比表のごとく登場キャラが並んでいますが、
キャラ多いなおい(笑)

 

あやかしびと

 キャラ更新があったんですけど、その中にトーニャの兄がいました。

 ……兄貴はオタク? それもエロゲおた……??

 はわ! 皆の衆、仲間がおるぞ仲間が!!

 おたくだなんて、予想もしないキャラに着地しおったなー。トーニャは兄貴の
ことをどう思っているんだろう。やっぱり冷ややかな眼差しで?

 いやいやそれよりもなによりも、薫ちゃんのサンプルボイスがさ。
すんごいかわいいセリフ言ってるんですけどッ!
 ぎゃーにー! この破壊力はとてつもないものじゃぜ? そしてえろす所に
期待しはじめている自分がいる(笑)
 それにしても2番目はいいセリフだなぁ。その後にどういう言葉が続くのかでも
変わってくるけれど、サンプルで聞ける部分にはかわいさがつまっている。
 他の女の子に目がいくふりとかして、薫ちゃんをわざと怒らせる双七を
想像してしまった。

 新しいサンプルボイスでは虎太郎先生と九鬼兄さんの3つ目がかっこいいね。
そして生徒会長の3番目はうっかりするとエロ用に聞こえるね(笑)
 いや、女子メンバーは3つ目がエロボイスだから、なんとなくなー。
 「NEW」マークがついているから伊緒たんとかさくらのボイスも聞けるのかと
思ったら、聞けないんですね。残念。

 ところで今はピー音でやばき音声を消さなくてもOKなんだろうか。

 < コメント返し>
 ・「デュラララ」て、何かお仕事やってるんでしょうか?
まさかニトロの特典本でお名前を見かけるとは思いませんでした。個人的には
ティーン女子向け作家というイメージがあったもので、リストを見てぶったまげた
という(笑) 

 ・そら言えないわ(笑) でもそこのシーンはうるっときました。アロウンが「馬鹿」
と返すのがまたらしくて。その直後の「さあ、詩人の神(ミューズ)よ!」で大噴火。
テンション上がりずぎて鼻血出るかと思いました(笑)

 ・アホな感想ばかり書いているのですが、楽しんでいただいているようで
なによりです。日記では抑えめに書いているのですが、実際はモニタ前で
机をどこどこと叩いて大騒ぎしております。自分でも「祭り太鼓かよ」と
ツッコミを入れてしまうほどに。

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過去ログ